現地時間9月6日(日本時間7日)、
ヤンキースのエース右腕ゲリット・コールが、メジャー史上初となる「屈辱の2度目」記録を作りました。
ペトコパークで行われたパドレス戦の初回、
先頭打者から3者連続で本塁打を浴びるという事態が発生。
2023年のサイ・ヤング賞投手が見せた、あまりに苦しいシーンです。
「コールに何が起きたのか」「試合はどうなったのか」
「ヤンキースのプレーオフ争いへの影響は」と気になっている方も多いはずです。
この記事では公式情報・報道をもとに、記録の中身から今後の見通しまで整理してお伝えします。
- ヤンキース・コールがパドレス戦で記録した”史上初”の内容
- 初回先頭から3者連続本塁打を放った選手と本塁打の中身
- 試合の最終スコアと勝敗、コールの投球成績
- ヤンキースとパドレス、それぞれのプレーオフ争いの現状
- コールの今シーズンの状態と編集部の見方
試合結果 パドレスが4対3でヤンキースを撃破
まず試合の結果から確認します。
現地時間9月6日、カリフォルニア州サンディエゴのペトコパークで行われたインターリーグ、
サンディエゴ・パドレス対ニューヨーク・ヤンキース戦は、パドレスが4対3でヤンキースを下しました。
ヤンキースの先発はゲリット・コール、
パドレスの先発はライアン・レイでした。
試合の主導権を握ったのは、初回裏に一気に3点を奪ったパドレスでした。
日付:現地時間2026年9月6日(日本時間7日)
球場:ペトコパーク(サンディエゴ)
結果:パドレス4-3ヤンキース
ヤンキース先発:ゲリット・コール(7回4失点で8敗目)
パドレス先発:ライアン・レイ
コールはこの試合、7回を投げて6安打4失点、4本塁打を許して8敗目を喫しました。
四球はゼロで奪三振3という内容で、
初回の3失点以外は大きく崩れたわけではありませんでしたが、
7回にもルイス・カンパサーノにもう1本本塁打を許しており、
この試合で許した本塁打は合計4本にのぼります。
初回先頭から3者連続本塁打 何が起きたのか
今回最大の注目点は、1回裏の攻撃開始、先頭打者から3者連続で本塁打が飛び出したことです。
具体的には次の3人が続けて本塁打を放ちました。
- 1番フェルナンド・タティスJr.:6球目の変化球(ナックルカーブ系)を捉え、右越えの20号先制ソロ
- 2番ジェイク・クロネンワース:左翼ポール際に運ぶ5号ソロ
- 3番マニー・マチャド:中堅バックスクリーンに飛び込む26号ソロ
この3者連続本塁打により、
パドレスはコールから先制の3点を初回だけで奪い、
試合を優位に進めました。
結果的にこの3点と7回の1点を合わせた4点が、
そのまま最終スコアの4対3につながっています。
Saori初回の3者連続本塁打だけで試合の得点差がほぼ決まってしまったんですね。それだけ立ち上がりの3本が大きかったということです。
史上初の”2度目”とはどういう記録なのか
今回の一件が大きく報じられているのは、
単なる「初回に3者連続本塁打を浴びた」という話にとどまらないためです。
米データ会社エライアスによると、コールは自身のキャリアで2度、試合の最初の3人の打者に本塁打を浴びた投手としてメジャー史上初となりました。
実はコールは、2022年6月9日のツインズ戦でも同じ事態を経験しています。
この時はルイス・アラエス、バイロン・バクストン、カルロス・コレアの3人に、
先頭打者から3者連続本塁打を許していました。
つまり今回の記録は、
「同じ投手が2度、試合開始直後に3者連続被弾を経験した」という、
過去に例のないケースということになります。
サイ・ヤング賞まで獲得した実力派右腕だからこそ、余計に異例さが際立つ記録だといえるでしょう。
| 時期 | 対戦相手 | 先頭から3者連続被弾した打者 |
|---|---|---|
| 2022年6月9日 | ミネソタ・ツインズ | アラエス、バクストン、コレア |
| 2026年9月6日 | サンディエゴ・パドレス | タティスJr.、クロネンワース、マチャド |
コールは2022年6月9日(ツインズ戦)と2026年9月6日(パドレス戦)の2度、試合開始直後に先頭打者から3者連続本塁打を許した。同じ現象を2度経験した投手はメジャー史上コールが初(米データ会社エライアス調べ)。
パドレスにとっても39年ぶりの快挙だった
今回の3者連続本塁打は、
コール個人だけでなくパドレスというチームにとっても記念すべき出来事でした。
初回先頭からの3者連続本塁打は、球団としては1987年4月13日以来、39年ぶり2度目となる快挙です。
1987年の際は、サンフランシスコ・ジャイアンツのロジャー・メイソン投手から、
マーベル・ウィン、トニー・グウィン、ジョン・クルークの3人が本塁打を放っています。
実に39年の時を経て、地元ペトコパークのファンの前で再現された形です。
ヤンキースとパドレス、それぞれのプレーオフ事情
この試合の結果は、両チームのポストシーズン争いにも関わってきます。
まずヤンキースですが、この敗戦後も81勝62敗でア・リーグのワイルドカード首位を維持しています。
地区首位タンパベイ・レイズとは4ゲーム差、
ワイルドカード2番手のボストン・レッドソックスとの間には2.5ゲーム前後の差をつけており、
この1敗だけでプレーオフ進出が危うくなるような状況ではありません。
一方のパドレスは、より緊迫した状況にあります。
日本テレビ系の報道では、この試合の時点でパドレスはナ・リーグのポストシーズン進出圏内まで0.5ゲーム差という崖っぷちの位置にあると伝えられています。
ナ・リーグ西地区では3位につけており、
最後の1枠であるワイルドカード争いでアリゾナ・ダイヤモンドバックスとしのぎを削っている状況です。
今回の劇的な勝利は、パドレスにとって非常に価値の大きい1勝だったといえます。
ヤンキース:81勝62敗、ア・リーグ・ワイルドカード首位を維持(地区首位レイズと4差)
パドレス:ナ・リーグ西地区3位、ポストシーズン進出圏内まで0.5ゲーム差
ゲリット・コールの今シーズン、ここまでの道のり
コールがこれほど苦しむ姿は意外に映るかもしれません。
コールは2023年にア・リーグのサイ・ヤング賞を満票で受賞した実力者で、
その年は15勝4敗、防御率2.63という圧倒的な成績を残しています。
ただし2025年3月11日にトミー・ジョン手術(内側側副靱帯再建術)を受け、
2025年シーズンを全休。
2026年5月22日(日本時間23日)のレイズ戦で約1年2カ月ぶりに実戦復帰を果たしました。
復帰戦では6回を2安打無失点に抑える好投を見せ、
「まるで2度目のデビュー」とも評される滑り出しでした。
しかし夏場以降は本塁打を許す場面が目立つようになり、
米メディアの集計では今季すでに19試合の登板で17本塁打を許すなど、
被本塁打の多さが今季の課題となっていました。
今回のパドレス戦を終えた時点で、
コールの今シーズン成績は通算8勝8敗となっています。
なお、この試合終了時点の正確な防御率については、
報道によって数値に幅があり、編集部では確認できませんでした。
2023年:ア・リーグ・サイ・ヤング賞受賞(15勝4敗、防御率2.63)
2025年3月:トミー・ジョン手術を受け、シーズン全休
2026年5月22日:約1年2カ月ぶりに実戦復帰(レイズ戦で6回2安打無失点)
2026年9月6日時点:通算8勝8敗、確認できた範囲で今季19試合の登板で17本塁打を許す



術後1年2カ月というスピード復帰自体が、内側側副靱帯の再建術としてはかなり早いペースだったそうですよ。
【考察】コールが苦しんだ背景をどう見るか
ここからは編集部の考察(予想)です。
今回の”史上初の2度目”という記録の背景には、
手術明けのコールが抱える球威・変化球の精度のわずかな低下と、対戦相手側の対策の進化が重なった可能性があるのではないかと編集部では考えています。
そう考える理由は主に3点です。
第一に、報道によれば今回の3本のうち複数がフォーシーム(直球)を捉えられたものだったとされ、
本来コールの武器だった直球への対応が相手打線側で進んでいる可能性がある点です。
第二に、2025年の全休を挟んでの復帰1年目という特殊なシーズンであり、
登板間隔や球数管理に神経を使う中でリリースの微妙なズレが出やすい時期だと考えられる点です。
第三に、コール自身が過去にも一度同じ現象(2022年)を経験しており、
立ち上がりの入り方や初球への入り方に、
手術の有無にかかわらずもともと波が出やすい傾向がある可能性です。
ただし、これはあくまで公表されている試合結果と報道内容から編集部が導いた予想であり、
コール本人やヤンキース球団の見解として確認されたものではありません。
今後の登板内容や本人のコメントによって、
見方が変わる可能性がある点はご了承ください。



あくまで編集部の見立てですが、手術明けのシーズンだからこそ起きやすい現象という側面はありそうです。



手術から復帰したばかりなのに、もうこんな記録を作ってしまうなんて、コール選手は今後大丈夫なのかな。



ヤンキースは9月に入ってもワイルドカード首位をキープできていますし、コール自身も7回を投げ切れる体力は戻っています。ポストシーズンまでにどう修正してくるか、次の登板に注目したいですね。
よくある質問
- ゲリット・コールが記録した「史上初」とは具体的に何ですか。
-
米データ会社エライアスの集計によると、自身のキャリアで2度、試合開始直後に先頭打者から3者連続本塁打を浴びた投手はコールがメジャー史上初めてです。2022年6月9日のツインズ戦に続き、2026年9月6日のパドレス戦で2度目となりました。
- 試合はどちらが勝ちましたか。
-
ペトコパークで行われた試合はパドレスが4対3でヤンキースを下しました。コールは7回4失点(4本塁打)で8敗目を喫しています。
- この敗戦でヤンキースのプレーオフ進出は厳しくなりましたか。
-
この試合終了時点でヤンキースは81勝62敗、ア・リーグのワイルドカード首位を維持しており、1敗で進出が危うくなるような状況ではありません。一方、対戦したパドレスはポストシーズン進出圏内まで0.5ゲーム差という緊迫した状況が報じられています。
まとめ
今回の一件をまとめると、ヤンキースのゲリット・コールが、パドレス戦の初回先頭から3者連続本塁打を許し、自身のキャリアで2度目となる史上初の記録を作ったというのが結論です。
- 試合は9月6日(現地)、ペトコパークでパドレスが4対3でヤンキースに勝利
- 1回にタティスJr.、クロネンワース、マチャドが3者連続本塁打
- コールは自身2度目となる「開始直後の3者連続被弾」でメジャー史上初の記録に
- コールは7回4失点(4被弾)で8敗目、ヤンキースはワイルドカード首位を維持
- パドレスはポストシーズン進出圏内まで0.5ゲーム差の状況


最後までお読みいただき
ありがとうございました。










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