結論から言うと、
日野自動車が中型トラック
「レンジャー」を一部改良し、エンジンを240PSに統一して発売しました。
同じタイミングで、
三菱ふそうの新型「ファイター」が、このレンジャーのOEM車として登場しています。
中型トラックを検討している方にとっては、
2社の車種がほぼ同じ中身になったという
大きな変化です。
この記事では、
日野レンジャーの改良点、
三菱ふそうファイターの価格・発売時期、
そして両社がOEM供給に踏み切った背景を
公式発表をもとに整理します。
- 日野レンジャーの改良点(エンジン・安全装備)
- 三菱ふそうファイターがレンジャーのOEM車になった経緯
- 新型ファイターの価格と発売時期
- 2社がOEM供給に踏み切った理由(編集部考察)
- 旧型との違いが分かる比較表
日野レンジャーの主な改良点、エンジンは240PSに統一
日野自動車は2026年8月26日、
中型トラック「レンジャー」を
一部改良して発売しました。
今回の改良の中心はエンジンの一本化です。
搭載されるのは、
5.1リッター直列4気筒エンジン「A05C-TE」(最高出力240PS/2300rpm、最大トルク81kgm/1400rpm)です。
これまで複数あったエンジン仕様が、
この1種類に統一されました。
Saoriエンジンが1種類にまとまると、整備や部品調達もシンプルになるので、使う側にとってもうれしい変更なんですよ。
安全装備も大きく強化されました。
道路標識を自動検知する標識認識システムが全車標準装備となったほか、
アウターミラーのフレームレス化、
尿素タンクの移設、
デジタルタコグラフの搭載など、
現場目線の改良が加えられています。
- エンジンをA05C-TE(240PS/81kgm)に一本化
- 標識認識システムを全車標準装備
- アウターミラーをフレームレス化
- 尿素タンクを移設、デジタルタコグラフを搭載
詳細は日野自動車の公式ニュースリリースで確認できます。
三菱ふそうファイターが日野レンジャーのOEM車に
同じく2026年8月26日、
三菱ふそうトラック・バスも
中型トラック「ファイター」の
新型モデルを発表しました。
今回の新型で最大のポイントは、
3代目となる新型ファイターが、日野レンジャーのOEM車になったことです。
つまり、中身はレンジャーとほぼ同じ車両を、三菱ふそうのブランドで販売する形になります。
新型ファイターのエンジンは4気筒5.1Lインタークーラーターボ仕様(全車240HP/177kW)で、
日野レンジャーと同じ出力です。
トランスミッションには、
新たにオートマチック(AT)も採用され、ラインナップが拡充されました。
新型ファイターの価格と発売時期



新型ファイターはいつから買えるんですか?価格も知りたいです。



全国の販売会社で2026年9月初旬から順次販売開始の予定ですよ。価格は仕様によって差があります。
新型ファイターは、
全国の三菱ふそう販売会社・地域販売部門で2026年9月初旬頃から順次販売開始の予定です。
価格は、東京地区の場合で、
標準幅ショートキャブ・強化ダンプ・リーフサス仕様が1100万9900円、
広幅フルキャブ・リアエアサス・ウイングバン仕様が1610万6200円となっています。
| 仕様 | 価格(東京地区) |
|---|---|
| 標準幅ショートキャブ(強化ダンプ・リーフサス) | 1,100万9,900円 |
| 広幅フルキャブ(リアエアサス・ウイングバン) | 1,610万6,200円 |
価格は仕様・地域・オプションによって変動します。実際の見積もりは、最寄りの三菱ふそう・日野の販売会社に確認するのが確実です。
【考察】なぜ今このタイミングでOEM統合に踏み切ったのか
ここからは編集部の考察(予想)です。
日野と三菱ふそうが
中型トラックでOEM供給に踏み切ったのは、
開発費の負担を分け合い、規制対応のコストを抑える狙いがあるのではないかと考えられます。
そう予想する理由は2つあります。
1つ目は、
三菱ふそうの発表資料で
「アーチオン体制下で推進する統合プラットフォーム戦略の第一弾モデル」
と説明されている点です。
アーチオンは、
ダイムラートラックと三菱ふそう・日野が
大型商用車事業で経営統合して誕生した持株会社で、
車種の共通化はその戦略の柱と位置づけられています。
2つ目は、
中型トラック市場では安全規制や環境規制への対応コストが年々増している点です。
1社ずつ別々に開発するより、
プラットフォームを共通化したほうが、
コストを抑えながら最新規制に対応しやすくなります。
これは公表されている企業体制と業界動向から編集部が予想した内容であり、日野・三菱ふそう両社が「コスト削減が目的」と公式に説明しているわけではありません。今後、他の車種にも同様のOEM化が広がるかどうかも注目されます。
旧型との違いが分かる比較表
今回の改良で何が変わったのか、
旧型と新型の違いを整理しました。
| 項目 | 今回の改良後 |
|---|---|
| エンジン | A05C-TE(5.1L直4・240PS/81kgm)に一本化 |
| 標識認識システム | 全車標準装備 |
| アウターミラー | フレームレス化 |
| 尿素タンク | 位置を移設 |
| 記録装置 | デジタルタコグラフを搭載 |
| 姉妹車(三菱ふそうファイター) | 新型からOEM供給、AT仕様を新設定 |
今回の改良・新型発表は、
運送会社や建設業など、
中型トラックの買い替えを検討している事業者にとって影響が大きいニュースです。
特に、安全運転支援機能を重視する事業者は、標識認識システムが全車標準になった点を確認しておきたいところです。
よくある質問
- 日野レンジャーと三菱ふそうファイターは同じトラックなのですか?
-
今回発表された新型ファイターは、日野レンジャーのOEM車です。エンジン出力(240PS前後)や基本プラットフォームは共通ですが、外観の一部やグレード構成、販売網はそれぞれのブランドで異なります。
- 日野レンジャーの価格はいくらですか?
-
日野自動車の公式発表には、2026年8月26日改良モデルの具体的な価格は明記されていませんでした。正確な価格は、日野自動車の公式サイトまたは最寄りの販売店で確認してください。
- 新型ファイターはいつから納車されますか?
-
公式発表では「2026年9月初旬頃から順次販売開始」とされています。具体的な納車時期は注文状況によって変わるため、販売会社への確認がおすすめです。
まとめ
今回の発表のポイントを整理します。
- 日野レンジャーはエンジンを240PSに一本化し、標識認識システムを全車標準装備にして改良発売
- 三菱ふそうの新型ファイターは、日野レンジャーのOEM車として登場
- 新型ファイターは2026年9月初旬から順次販売、価格は1,100万9,900円から
- 背景には持株会社アーチオンによる統合プラットフォーム戦略がある
中型トラックの購入・買い替えを検討している方は、
日野・三菱ふそう両方の見積もりを比較してみるのもおすすめです。



今後、他の車種にもOEM化が広がるかもしれません。続報が入ったらまたお伝えしますね。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。









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